俺たちは、自由よ

2021年2月24日水曜日

漫画

 最近、漫画の『バトゥーキ』を読んでいる。


『嘘食い』で有名な、迫先生の最新作。異種格闘技戦を題材にした漫画で、主人公はカポエイラを使用。カポエイラとはブラジルで発達した格闘技で、本当にポケモンのカポエラーみたいな動きをする。ただ、カポエイラは単なる格闘技というわけではなく、音楽や踊りも含むものらしい。

そしてこの漫画、「自由」が一つのテーマとなっている。そもそもカポエイラとは、手足を縛られた奴隷が生み出したものらしい。ので、束縛から自由へ、というのが根幹にある。主人公の一里も、両親を人質に取られるなどいろんなものに縛られており、そこからの解放を目指す物語となっている。

個人的に印象的なのが、単行本の8巻あたり、主人公とその幼なじみが「俺たちは 自由よ」と言うシーン。ふたりがくるくると側転しながら、まるで演舞のような動きを周りに見せる。これはカポエイラの「ジョーゴ」というものなのだが、ふたりが全力でそれを楽しんでいる様がよい。枠に囚われない自由な動きをするカポエイラも、ふたりのセリフに非常に噛み合っている。自由・解放をテーマにする作品っていろいろあるけど、こうやってカポエイラ(とそのルーツとしての奴隷の反抗)にちゃんと乗っけているのは、すごいなあと思う。

作品のテーマがはっきりしている漫画が好きなので、バトゥーキはめちゃくちゃハマりながら読んでいる(嘘食いは未読だけれど)。普通に格闘漫画としても面白いので、読むべし。


何でこんなことを書いているかというと、最近、noteからブログに移行したわけだが、ブログに来てから「俺たちは 自由よ」の精神を非常に感じているという話。noteだと、与えられた様式の中でしかあれこれできないけど、ブログはカスタマイズ性が高いので。今はいろんなテンプレートを借りてるけれど、これも勉強を重ねれば、もっと多様な表現できるということだろうし。この「自由度」というのが、ブログの一番の魅力なんじゃないかなあと思う。

なんとなく更新したくなっただけなので、今日はそんな感じです。僕も枠に囚われることなく、頑張っていきます。



近況報告:天気がよかったので立命館大学に遊びに行きました(誰もいなかったし何もやってなかった)





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大学院で法哲学を専攻。とってもとっても元気に生きています。

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